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VEC TOPICS

VECにおける塩ビリサイクルの主な取組について

2020年7月15日

・循環経済化の重要性が謳われるようになった今日、リサイクルの推進は重要な課題です。日本では、VECが早くから、個別の塩ビ製品のリサイクル支援を中心に、技術支援やリサイクル業者のリスト公表等のリサイクル推進策に取り組んできました。

・実際、VECでは1998年設立の時からリサイクル推進が中心課題であり、
 塩ビ管に係るリサイクルシステムづくりへの支援、
 ケミカルリサイクルの推進、
 リサイクルビジョンの設定とリサイクル支援制度の実施

 などに取り組んできました。
うまく行ったものも行かなかったものもありますが、総じてVECは積極的にリサイクルシステムの整備に取り組んできたと言えると思います。

・VECが最近個別分野において注目しているのは樹脂窓です。樹脂窓はまさに温暖化防止と省エネ化などSDGsへの貢献の方向性に沿った、断熱性と結露防止性に優れた商品であり、樹脂窓枠向け塩ビ需要は3万トン程度ですが近年着実に増えています。これらの廃棄物が排出される時期も徐々に迫っており、これに対してきちんとした回収リサイクルシステムを構築することが大事な課題の一つです。

・もう一つ、萌芽的技術の支援も重視しています。2007年にリサイクルビジョンを公表し、リサイクル支援制度を立ち上げたVECはこれまで9つの技術を支援して、2つは既に実用化あるいはそれに近い段階まで進んでいます。最近のリサイクルが複雑になってきたことも踏まえ、技術支援の対象拡大が必要と判断し、今後は基礎技術なども対象とする方向を本日の理事会で採択いたしました。今後、是非興味深い案件を開拓していきたいと考えております。

・VECは今後も日本らしい、リサイクルシステムの推進に取り組んでまいります。