塩化ビニル環境対策協議会（JPEC）から情報誌PVC News 106号を発刊いたしました。
　今号の特集は「容器包装とプラスチック」をテーマとしました。昨年15年ぶりに大改正された食品衛生法に注目し、特にプラスチック業界にとって最大の関心事である食品用容器包装に係るポジティブリスト制度に関してその導入の背景、制度の枠組み、リスト化の方針などについて、厚生労働省医薬・生活衛生局食品基準審査課の吉田易範課長にお話いただきました。
　特集のテーマに関わるレポートの一つ目は、食品ラップフィルムを手掛けている日立化成(株)の抗菌や異物混入防止に向けた製品開発の取り組みについて、二つ目は、薬剤の安全・安心を守るPTP（プレス・スルー・パック）用プラスチックシートを手掛けている住友ベークライト(株)の取り組みについて紹介しています。「リサイクルの現場から」では、中国の廃プラ禁輸措置の影響や塩ビ管リサイクルの現状について(有)三豊を取材し、また「ものづくりの現場から」では、カラフル＆おしゃれな塩ビ履物づくりに取り組んでいる森川ゴム工業所（奈良県）を取材し紹介しています。「インフォメーション」ではアップサイクルに取り組んでいるVVV-Craft代表坂井久美子氏によるエコなものづくり、及び上田安子服飾専門学校とPVCnext会員会社サンブートの産学連携による「ゴスロリファッション」のレインブーツ制作出展について紹介しています。

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