塩ビ工業・環境協会
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フィードストック(ケミカル)リサイクル(FR)主要技術

 他の製品が含まれていても、また汚れが激しく、劣化が進んでいても可能なリサイクルとしてフィードストック(ケミカル)リサイクルがあります。これまで様々なフィードストック(ケミカル)リサイクルが開発され、実用化されています。

 

1.高炉原料化技術

 製鉄所の高炉では、鉄鉱石(主要成分は酸化鉄)とコークス、副原料から銑鉄が生産されます。コークスは酸化鉄中の酸素を奪う還元剤として働きます。廃プラスチック中の炭素や水素も、コークスと同じ働きをし、コークスの一部を廃プラスチックで代替することができます。

 塩ビ製品、もしくは塩ビ製品を含む廃プラスチックも無酸素状態で高温処理することによって、塩酸と炭化物に分離して、前者は酸洗用の薬剤として、後者はコークスの代替としてリサイクルします。JFE環境(株)東日本本部や(株)神戸製鋼加古川製鉄所で実用化されています。

 

2.コークス炉化学原料化技術

 鉄の生産に不可欠なコークスは石炭を高温、無酸素条件下で蒸し焼き(乾留)して作られますが、コークス炉化学原料化はこのコークス製造の原理を廃プラスチックに応用したものです。廃プラスチックは通常、粗破砕、手選別による異物除去、磁力選別による金属除去、二次 破砕、減容成形したうえでコークス炉に投入されます。これを石炭の中に混ぜて使用することにより100%再資源化が可能です。この技術によるプラスチックの再資源化が新日鐵住金(株) 室蘭、君津、名古屋、八幡、大分の各製鉄所で実施されています。
 

3.ガス化技術

 プラスチックの主成分は炭素と水素であり、酸素とスチームにより部分酸化することで、水素や一酸化炭素などの合成ガスを生成する技術です。新日鐵住金(株)などのシャフト型の一段ガス化やJFEサーモセレクト方式や宇部興産(株)と(株)荏原製作所の共同開発した二段ガス化など、様々なプロセスが開発されています。これらの様々なガス化施設は全国各地で稼動しており、容リ法プラスチックの再資源化や産業廃棄物からのエネルギー回収に役立っています。

 

4.油化技術

 炭素と水素を主成分とするプラスチックを空気を遮断し、酸素のない条件で熱を加え、炭素鎖を切断して、ガス(C5以下)、油、炭化物に転換する技術です。塩ビを含有するプラスチックの場合は、排ガス燃焼させた後、塩化水素ガスは塩酸として回収することも可能です。

 

 (一社)プラスチック循環利用協会 リサイクルの手法 HP参照

 

 

 

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