◇メールマガジン発行200号にあたって |
塩ビ工業・環境協会 総合対策会議議長 羽鳥正稔 |
本号でこの「塩ビと環境のメールマガジン EKMM VOL.3」が200号になりました。初代のVOL.1から通算すると300号近くになると聞いています。毎週6千人を超える読者の皆様のご期待に沿うべく地道な努力を続けた発行事務局を讃えたいと思いますし、それに増してこのメールマガジンに投稿して支えて頂いた各界の皆様に厚く御礼を申し上げますと共に、今後ともご支援をお願い申し上げるものです。
世の中には様々なメールマガジンがあります。その中でもEKMMは色々な意味でユニークなものだと考えます。世の中には多くの業界団体がありますが、広く社会に向けてメールマガジンを発行している団体は多くはありません。中でも業界色100%でない内容のメールマガジンには中々お目にかかれないものです。
メールマガジンはWEB社会での有力なコミュニケーション・ツールですが、このEKMMにはずっと流れる2つのユニークな側面が読み取れます。
その一つは「虚を排し、実を求める」ことです。VECの外から投稿して頂いている記事、塩ビや塩ビ製品の環境への貢献を訴える記事のいずれもが、“本当はこうなのだ”ということを地に足を付けた論旨で訴え、読者をして根本に立ち返って考えてもらい、気付きを呼び起こすものとなっています。このことは、風評をもとに激しい塩ビバッシングを経験した塩ビ業界が発信するメールマガジンならではのことです。是非とも、マスメディアでは出来ない、地に足を付けた実に基づいた真摯な発信を続けて、EKMM文化とも言うものを創りあげていって欲しいものです。
VECの活動に根ざすもう一つの側面が「硬軟を併せ持つコミュニケーション」です。硬い内容ばかりのメールマガジンは読まれません。EKMMは、コミュニケーションの入り口が先ずは親密な情報接触、つまり“ソフトなコミュニケーション”であることを大切にしていると分かります。実に面白く興味を呼び起こす記事がありますが、その中にも排虚求実がしっかりと据えられています。そうしたうえで、専門的なことがらを論理的にきっちり説明する“硬いコミュニケーション”を組み合わせています。こうしたゆとりと広がりのあるコミュニケーションが本当に良いコミュニケーションを作り上げるための要諦です。
継続は力なり、面白くて為になるメールマガジンに益々磨きをかけて欲しいものです。(了)
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