街中を散策していて、休憩のために立ち寄った空き地、いわゆるポケットパークでのお話です。
浮遊子はタバコ好きで、心ならずも止められません。特にこの日のように、長時間歩いてくたびれかけた時には、灰皿が置いてある公園は絶好の憩いの場所なのです。この時も公園の片隅のベンチに腰掛けて、やや曇り気味の空を見上げながら一服。至福のひとときでした。 傍らには親切にも灰皿が設置してある、ウン、よしよし、てなもんで灰を落としかけて、ふと気がついて、「ん?」
やや大きめで固定式の灰皿の胴体部分に、注意書きが張ってある。黄色地に赤字で大きく「ポイ捨て禁止」と。なんかそぐわない。なぜかしら。・・・うーん、分かった。灰皿が置いてあるところでタバコ吸ってポイ捨てする人なんか、言われずともいませんよね。ポイ捨てを注意するなら、捨てようか?と出来心が起きそうな場所に掲示するのが得策というもの。
そこで、われわれが人に物事を主張する場合、訴える相手の状況を絞り込んで活動することが肝要と思いました。だから、競争相手との横並び意識で塩ビを使わないという場合と、競争相手を差別化するために塩ビの使用を止めるという場合では、アプローチを変えることが必要でしょう。
地球環境にやさしい塩ビ製品を使おうとの流れが出てきました。ぜひとも、塩ビ製品の良さをはっきり主張しましょう。
場合によらず大切なのは、最新の真実の情報を提供することであるのは言うまでもありません。
|