家を断熱化するとどんな効果がありますか?

高断熱住宅は健康改善に役立ちます!!

 

高断熱の健康改善効果
高断熱の健康改善効果

2002年〜2008年に高断熱住宅に転居した約20,000人を対象に行った「高断熱住宅の健康影響度調査」によると、右のグラフのように、断熱性能の高い家に転居した人は、様々な病気の症状(のどの痛み、せき、手足の冷え、肌・目のかゆみ など)が改善され、さらに、断熱性能のグレードが上がるほど改善率が向上しています。

 

※断熱性能のグレード
3(等級3):新省エネ基準(平成4年)
4(等級4):次世代省エネ基準(平成11年)
5     :次世代省エネ基準以上

詳しくは…
断熱性能のグレード評価
断熱性能のグレード評価

省エネ基準とは、省エネ法(エネルギーの使用の合理化に関する法律)に基づいて住宅や建築物の省エネ対策について定められた基準です。断熱性や気密性などの性能基準や、建築するときの具体的な仕様を定めています。 第一弾は1980年(昭和55年)に制定され段階的に規準を強化・詳細化して1992年(平成4年)に新基準、1999年(平成11年)に次世代基準へと改正されています。

家の断熱性能は熱損失係数で表します。

熱損失係数は、数字が小さいほど断熱性能が高いと評価されます。断熱性能が良ければ、家から熱が逃げにくいので、家全体の温度が下がりにくくなります。 左のグラフで見ると、東京近辺の断熱性能の新省エネ基準は3.5、次世代省エネ基準では2.32となっています。

 

健康改善率に対する各因子の寄与割合

特に、気管支喘息、アトピー性皮膚炎、手足の冷えなどに関して、断熱による改善効果が認められます。
「高断熱住宅に住むと風邪を引きにくくなる」と言えそうですね。

 

 

 

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